【2026年最新】ANAダイナース年会費改定|プレミアムは198,000円に。持ち続ける価値はあるか徹底検証

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ANAダイナース各カードの年会費が改定されました。ANAダイナース プレミアムカードは170,500円から198,000円(税込)へ、27,500円の値上げです。

「このまま持ち続けるべきか」「一般のANAダイナースに落とすべきか」——年会費が20万円に近づくと、感覚ではなく数字で判断したくなります。この記事では、改定の内容を一次情報で確認したうえで、年間いくら決済すれば元が取れるのかを前提を明示して試算します。

結論:年間200万円以上をこのカードに集約できるなら、値上げ後も合理性は残る

  • プレミアムの年会費は198,000円(税込)。ただし家族会員は無料なので、2人で使えば1人あたり99,000円。
  • マイルの移行上限がなく、ポイントに有効期限もないのがこのカード最大の価値。高額決済をそのままマイルに変えられる。
  • 年間200万円の決済で約30,000マイル。マイルを1マイル3円で使えるなら90,000円相当。ここにラウンジ・保険・コンシェルジュが乗る。
  • 年間の決済額が100万円に届かないなら、値上げ後は割に合いにくい。一般のANAダイナース(33,000円)やスーパーフライヤーズ(34,100円)への切り替えを検討する価値がある。

年会費改定の内容|2026年4月10日以降の口座振替分から

ダイナースクラブの公式発表によると、ANA提携カードの年会費は次のとおり改定されました。物価上昇を理由としたもので、サービス品質の維持と特典の追加もあわせて案内されています。

カード改定前改定後差額
ANAダイナース プレミアムカード170,500円198,000円+27,500円
ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード170,500円198,000円+27,500円
ANAダイナースカード29,700円33,000円+3,300円
ANAダイナース スーパーフライヤーズカード30,800円34,100円+3,300円
ビジネス・アカウントカード5,500円11,000円+5,500円

いずれも税込です。適用は2026年4月10日以降の口座振替分から。ただし実際に改定後の金額が請求されるタイミングは、カードの有効期限の「月」の翌月となります。つまり人によって切り替わる時期が違うため、自分の請求がいつから変わるかは有効期限を見て確認してください。

なお、プレミアムの家族会員は引き続き無料です。ここが実質負担を大きく左右します。

出典:ダイナースクラブ「年会費改定のご案内」

検索で出てくる「170,500円」はもう古い

この改定は大きく告知されたわけではないため、いま「ANAダイナースプレミアム 年会費」で検索すると、改定前の170,500円で書かれた記事がまだ多く残っています。27,500円の差は判断を変える金額です。比較記事を読むときは、その記事がいつの情報かを必ず確認してください。

実質年会費はいくらか|3つの割り引き要素

① 家族会員が無料

プレミアムの家族会員は年会費無料です。配偶者や家族にも1枚渡して家計の決済を集約すれば、1人あたりの負担は99,000円まで下がります。しかも家族分の決済もすべて本会員のポイントに合算されるため、マイルを貯める効率は単純に上がります。

② マイル移行に上限がなく、ポイントに有効期限がない

このカードは1ポイント=1マイルで移行でき、移行上限がありません。ポイント自体にも有効期限がないため、「年間の移行上限にぶつかってマイルを取り逃がす」「期限切れで失効する」という、他のカードで起こりがちな損失が発生しません。高額決済をする人ほど、この1点だけで他カードとの差が開きます。

③ ラウンジ・保険・コンシェルジュを金額に換算する

国内線のANAラウンジが本会員無料で使え、国内外1,700ヵ所以上の空港ラウンジも同伴者1名まで無料。旅行傷害保険は海外・国内ともに最高1億円(利用条件あり)、コンシェルジュは24時間・年中無休です。

たとえば出張や旅行で年12回空港を使い、同伴者1名と一緒にラウンジに入るなら、1回あたり2名分3,000〜4,000円相当として年36,000〜48,000円分の価値になります。使わない人にはゼロですが、使う人には年会費の2割前後を埋める要素です。

損益分岐シミュレーション|年間いくら決済すれば元が取れるか

前提をはっきりさせます。通常利用は100円ごとに1.5ポイント(ANA利用時は2.5ポイント)、1ポイント=1マイルで移行できます。マイルの価値は使い方で大きく変わるため、ここでは1マイル=2円(国内線特典航空券レベル)と1マイル=3円(国際線ビジネスクラスレベル)の2通りで計算します。

年間決済額獲得マイル(通常利用)1マイル2円換算1マイル3円換算
100万円15,000マイル30,000円45,000円
200万円30,000マイル60,000円90,000円
400万円60,000マイル120,000円180,000円
660万円99,000マイル198,000円297,000円
1,000万円150,000マイル300,000円450,000円

マイルだけで年会費198,000円を回収するなら、1マイル2円換算で年間約660万円、3円換算で約440万円の決済が必要です。ここにラウンジ・保険・コンシェルジュの価値と、ANA航空券をこのカードで買ったときの2.5%還元が乗ります。

現実的な判断基準はこうなります。

  • 年間400万円以上:マイルを国際線ビジネスクラスに使うなら、マイルだけで年会費を上回る。継続で問題なし。
  • 年間200〜400万円:マイルで6〜18万円相当+ラウンジや保険。使い方次第で十分に見合う。家族会員を活用できるかが分かれ目。
  • 年間100万円未満:マイル価値は最大でも4.5万円程度。年会費198,000円は回収が難しく、一般のANAダイナース(33,000円)への切り替えを検討する水準。

※マイルの価値は搭乗路線・座席クラス・時期によって変動します。上の数字は前提を置いた試算であり、実際の価値を保証するものではありません。

持ち続けるべき人・見直しを検討する人

持ち続けるべき人

  • 年間200万円以上をこのカードに集約できる人(家族カードとの合算でよい)
  • マイルを国際線の上級クラスに使う人。1マイルあたりの価値が高くなり、回収ラインが一気に下がる
  • ANAを軸に移動していて、ラウンジや同伴者1名無料を年に何度も使う人
  • コンシェルジュを実際に使っている人。レストランや旅程の手配を任せられる時間価値は数字にしにくいが確実にある

見直しを検討する人

  • 年間の決済額が100万円に届かない人。ANAダイナースカード(33,000円)に落としても、マイルの貯まり方の仕組みは共通
  • ANAの上級会員資格を持っていて特典の重複がある人。スーパーフライヤーズカード(34,100円)との比較を先に
  • 空港ラウンジもコンシェルジュもほぼ使っていない人。年会費の大半が未使用の特典に消えている

切り替えを判断する前に、直近12ヶ月の利用明細で年間決済額と移行したマイル数を出してみてください。感覚で「高い」と決める前に、この2つの数字を見るだけで結論はかなり明確になります。

マイルの貯まり方を底上げする方法

年会費が上がった分、1円あたりのマイル効率を上げたいなら、カード決済以外の入口も押さえておくと差が出ます。ネットショッピングやカード発行をポイントサイト経由にすると、カード決済分のマイルとは別にポイントが貯まり、そのままANAマイルに交換できます。

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貯め方の全体像はANAマイル特典航空券の取り方完全ガイドでまとめています。

よくある質問

Q. 値上げはいつの請求から適用されますか?

A. 2026年4月10日以降の口座振替分からです。ただし実際の切り替わりはカードの有効期限の「月」の翌月となるため、人によって時期が異なります。手元のカードの有効期限を確認してください。

Q. 家族会員も値上げされますか?

A. プレミアムの家族会員は改定後も無料です。一方、ANAダイナースカードの家族会員は6,600円から8,800円、スーパーフライヤーズは11,550円から13,750円に改定されています。ビジネス・アカウントカードは5,500円から11,000円です。

Q. 年会費が上がったぶん、特典は増えますか?

A. 公式発表では、サービス品質の維持と特典の追加があわせて案内されています。追加される特典の内容は公式サイトで確認してください。

Q. 途中で下位カードに切り替えられますか?

A. カードの切り替えについては、ダイナースクラブの会員デスクへの確認が必要です。切り替えのタイミングによっては年会費の扱いが変わることがあるため、更新月の前に相談するのが安全です。

まとめ

  • ANAダイナース プレミアムは170,500円→198,000円(2026年4月10日以降の口座振替分から、実際は有効期限月の翌月)
  • 家族会員無料・マイル移行上限なし・ポイント有効期限なしという構造は変わっていない
  • 年間200万円以上の決済を集約できるなら値上げ後も合理性は残る。100万円未満なら下位カードへの切り替えを検討
  • 判断材料は「年間決済額」と「移行マイル数」の2つ。明細を見れば答えは出る

実際にこのカードを保有している立場からの体験は、【体験談】ANAダイナースクラブ プレミアムカードを保有する理由に書いています。招待までの道のりは陸マイラーが招待を掴むまでにやった5つのことをどうぞ。

※年会費・特典・ポイント制度は変更されることがあります。申し込みや継続の判断前に、必ずダイナースクラブ公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事は2026年9月26日時点の情報にもとづいています。

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